カウンターライニングの修理

「靴のHASHIMOTO」のモデル「信義」をお預かりしました。

なかなか見ることのない日本の名靴です。P1020675カカト箇所の靴の裏革が擦れて穴が開いています。

以前、他店で修理されていますが、新しく【カウンターライニング】というメニューで修理します。

この修理は別名【すべり革】【腰裏補修】とも呼ばれています。

P1020672 カカトの裏側に穴が開く原因は主に「足に対して靴が大きく、靴の中で足が動いているのでその摩擦で負荷が加わる」ケースが多いです。

このままにしておくと、この裏革と表革の間にある「カウンター」というカカト部分の形をしっかり保っている革にダメージが加わり、割れてしまいます。

そうなるとカカト部分の形が大きく歪むのと、履き心地も悪くなります。

なのでたまに確認をして早めにお持ちいただくと、靴を長く履いていただけます。P1020673靴のアッパー(表革)にダメージが加わらないように元々開いている穴と同じ穴を一針一針、慎重に縫います。

そうする事でアッパー側から見ても修理した痕跡は残りません。P1020677裏革(ライニング)から見ても違和感ないと思います。

apegoではオーダー靴を作っているということもあり、靴の裏革(ライニング)を扱っている革屋さんから革を大量に仕入れています。

なので高級靴のライニングとイメージが近い革の種類で、今回の修理が出来ます。

出来るだけ元のイメージを損なわないように修理致します。

カウンターライニング ¥3,500(税抜) 納期2~3日ほど

靴のHashimoto(ハシモト)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)