タニノクリスチー アッパーに開いた穴を革で補強の修理

P1050773 お客様が長年ご愛用されているTANINO CRISCI(タニノ クリスチー)の紳士靴をお預かりしました。P1050784 タニノクリスチーを好んで履かれている方は男性、女性のお客様共にいらっしゃいます。

イタリアの歴史あるメーカーですが、私自身情報に詳しくないので今は靴の製造を続けているかは解りません。P1050774 小指付け根が当たる箇所のアッパーに穴が開いていました。

靴の中を確認すると、ライニング(靴の内側の革)に両足共に「親指付け根」「小指付け根」が当たる箇所に大きな穴が開いていました。

ライニングが無くなっている状態だったので、アッパーに直接負荷がかかって穴が開いてしまったと思われます。P1050782靴の内側から「親指付け根部分」「小指付け根部分」に加工した革を当てて補強していきます。

今回は内側の力から穴が開かないように負荷が分散するよう大きく革を当てています。P1050781スムースレザーだと難しいですが、スエードなどの毛足がある革はアッパーのダメージは比較的目立たなくなります。P1050783靴の修理はたくさんの方法があるので諦める前にまずはご相談いただければと思います。

ありがとうございます。

ライニング革当て 一箇所¥800(税抜)

納期 翌日

Tanino Crisci(タニノクリスチー)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)