Alden(オールデン)ローファーのコードバンが裂けた部分を革をあてて補強&ラバーソールへオールソール交換修理

P1270616こんにちは東です。

都内遠方よりAlden(オールデン)のローファーをお預りしました。

P1270617コードバンの革でたまに見られる状態ですが、革が裂けていました。

ローファーでは一番負荷が掛かる部分になります。

丁度ステッチの穴が裂けている模様です。

P1270618この状態では元のように修復するのは難しいです。

なので当店では極力違和感のないように補強をさせていただいています。

あと、画像を撮り忘れましたが、靴底のレザーソールには穴が見られるので「オールソール交換」で靴底を作り替えます。P1270972<after>

お客様はレザーソールより耐久性を求めておられました。

なので「ビブラム2055」のラバーソールを使用してソール交換をさせていただきました。

P1270973「グッドイヤーウェルト製法」はソール交換が繰り返しできる構造です。

今後またレザーソールにすることも可能です。

P1270975裂けていたアッパーは上から革を被せて縫って補強しています。

被せた革はコードバンではなく牛革です。

段差が出ないように部分的に革の厚みを薄く漉いて加工しているので、さほど違和感はないと思います。

P1270974色が近い革があったので良かったです。

修理後は全体をコードバンクリームで「靴磨き」をしたので、しっかり保革されました。

革が乾燥すると割れの原因にもなるので、小まめなメンテナンスは大切です。

ちなみに屈曲部の「履きジワ」の割れの場合は、よほどの事でないと今回の様に革をあてるのはオススメしていません。

P1270976これで安心して履いて頂けますね。

P1270978店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

vibram ♯2055ラバー(茶) オールソール交換 ¥12,800(税抜)

アッパー革補強 ¥2,000~
※状態や範囲により値段は異なる

 

納期 2週間以内

Alden(オールデン)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)