Allen Edmonds(アレンエドモンズ)穴が開いた靴底をビブラム2055ラバーでオールソール交換修理

P1260625こんにちは東です。

Allen Edmonds(アレンエドモンズ)の内羽根ストレートチップをお預りしました。

P1260626靴底の修理になります。

お客様自身はまだ履かれておらず、父から譲り受けた模様です。

擦り減り具合が大きいので、「オールソール交換」で靴底全体を作り替える修理になります。

「グッドイヤーウェルト製法」はソール交換に適した構造なので、多少のダメージであれば「リウェルト(ウェルト交換)」も想定し、修理が可能です。

ちなみに当店では「中底交換」まではお受けしていません。

現在の状態を確認し、どこまで修理が必要かをご提案させていただきます。P1260627

カカト部分が擦り減っています。

擦り減りは「ラバートップリフト」→「レザーの積み上げ」→「レザーソール」を越え、「レザーウェルト」にまで達しています。

P1260629アレンエドモンズは「ダブルウェルト(1周ウェルト)」の構造ですが、縫いが入るウェルトはまだ残っているので「リウェルト」まではしなくて大丈夫そうです。

P1260628レザーソール面には擦れによる穴が大きく見られます。

P1260631レザーソールと中底の間にある「中物」というコルクは無くなっていますが、中底自体に穴は開いていないので安心しました。

白く見えるリブテープも擦れてはいますが、このまま使用が出来そうです。

P1260630ダメージは大きいですが、オプションの費用が掛からずに「オールソール交換」が出来ると判断したので進めさせていただきます。

P1260632お客様は今より耐久性のあるソールをご希望だったので、店頭のソールサンプルをご覧いただき、

P1260751<after>

「ビブラム2055ソール」をお選び頂きました。

P1260750レザーソールからラバーソールへ変更する事で耐久性は大きく向上します。

しっかりソールを縫えて修理が出来たので一安心です。

P1260752つま先、

P1260753ヒール部共にしっかり厚みが戻り、歩行に安定感が出来ます。

P1260754ただ、穴が開いた状態で長く履かれていたので、中底の沈み込みが大きく、これはオールソール交換をしてもさほど改善はしません。

中底の素材である革が沈み込んだ状態を記憶します。

履き心地の良さをキープするためにも、ソール中心部に穴が開いたらお早めにお持ち頂ければと思います。P1260755店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

vibram ♯2055オールソール交換 ¥12,800(税抜)

納期 2週間以内

 

過去のアレンエドモンズの修理事例です
Allen Edomonds(アレンエドモンズ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)