BRUNOMAGLI(ブルーノマリ)メンズシューズの加水分解した靴底をレザーオールソール交換修理

P1140834静岡県よりBRUNOMAGLI(ブルーノマリ)のメンズシューズを郵送でお預りしました。

P1140835お客様は10年ほど前にご購入されたらしくご愛用されている模様です。

これからも履いていきたいとの事で、「HP内のお問合せフォーム」よりご連絡をいただき修理をお受けさせていただきました。

P1140837靴底の修理になります。

P1140841カカトのラバー(ゴム)トップリフトは修理のタイミングですが、

P1140838気になるのはソール前部の状態です。

こちらはカカトのゴムと違い、ウレタン素材を使用されています。

ウレタンは耐久性、摩擦性に優れているのがメリットですが、このように「加水分解による経年劣化」をするのがデメリットです。

こうなるとウレタン部を外して修理する必要があります。

       P1140840修理方法はいくつか選択肢がありますが、ウレタンの厚みもあるのでこの際、部分的に修理でなく「オールソール交換」で靴底を全体通り変える修理をご提案させていただきました。

P1140839靴の底付け方法は「マッケイ製法」です。

このウェルトに見えるステッチは飾りになります。

P1150123<after>

元と同じくレザーソールで「オールソール交換」をしました。

レザーソールが擦り減らないようにあらかじめ「ハーフラバー」で補強をしています。

ウレタン素材ではないので今後は劣化する事はありません。

ハーフラバーの上には縫いをかけていないので、擦り減れば剥がして容易に交換が出来ます。

P1150125トップリフトはビブラム社の「5350ラバーリフト」です。

P1150121これでまだまだご使用して頂けます。

P1150122靴のバランス、ヒールの高さ等は元と同じように再現するのでご安心ください。

P1150120お客様へ郵送後、喜びのご連絡をいただきました。

ありがとうございます。

丁寧に作業をさせていただくので安心してお任せください。

 

Italy レザーオールソール交換 ¥13,800(税抜)
※ビブラム5350ラバートップリフトを使用

FILIPS ハーフラバー補強(メンズ) ¥3,000(税抜)

納期 2週間以内

Bruno Magli(ブルーノマリ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)