Church、s スエードチャッカブーツのクリーニング&両足小指箇所の補強

p1040824 Church、s(チャーチ)のスエードチャッカブーツをお預かりしました。

10年以上履かれているらしく今でもお客様のローテーションの靴で活躍しています。

この度は【クリーニング】で綺麗に!というご要望でお持ち頂きました。

長年大切に履かれている靴を見ると私は「綺麗にしてお渡しの時にお客様を驚かせたい」といつも心が高揚します。p1040825特につま先部分ですが、スエードの毛が潰れて固まっています。

ストレートッチップの形状で固まっているのでクリームか何かを塗り込んだのかな?と思いましたが原因は不明です。 p1040826 アッパーのスエード全体に薄っすら汚れが見られ、コバ(ソールの横部分)の革も色が抜け、バサつきが見られます。p1040827両足小指部分に穴が見られます。

ライニング(靴の内側の革)を突き抜け、アッパーに穴が開いています。 p1040834歩行時に擦れている箇所なので、靴の内側から補強します。p1040836 ライニング用の革を加工し、穴が開いている箇所を中心に【革当て】をします。p1040839 <after>

しっかり補強できました。

これでアッパーにダメージが広がる心配はございません。

スムースの革に比べてスエードなどの起毛革はさほどダメージの痕跡が目立たないと思います。p1040838 一番気になっていたつま先の箇所はクリーニングと入念なブラッシングを行いました。

毛が無くなっていたのではなく、毛が潰れていただけなので元の表情に戻りました。p1040840 コバ、積み上げ部分の革も仕上げ直して着色しています。p1040841 アッパー全体に見られた汚れもしっかり落ち、毛足も整っています。

10年以上の靴には見えないと思います。p1040837今回の修理は着色はしておらず、クリーニングとブラッシングで仕上げています。

光の関係でbefore&afterの写真の雰囲気が違うくて申し訳ありません。

ありがとうございます。

 

靴クリーニング(ブーツ) ¥5,000(税抜)

ライニング革当て 1箇所¥800(税抜) 

納期 1週間

 

過去のチャーチの修理事例です。

Church,s(チャーチ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)