CROCKETT&JONES ライニング用のレザーを使用してカウンターライニングの修理

P1080308CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)の「オードリー」をお預りしました。  P1080309当店でも取り上げる機会が多い「カウンターライニング」別名「腰裏補修」の修理をご紹介します。

靴の内側の革(ライニング)のカカト部分に穴が開いています。

足と靴が擦れて穴になり、このままの状態で履かれるとカカトの「カウンター」という芯までダメージが広がってしまい、靴の形状が保てなくなるので早めの修理が必要です。P1080320カウンターライニングの修理は革をあてて補強するのですが、その修理に使用する革も大切です。

靴を作る際に使用する「アッパーの革」と「ライニングの革」は革を製造する「鞣し」の時点でも違う加工をします。

靴の表面のアッパー、足に直接当たるライニングでは当然、革に求められる内容も異なります。

当店でカウンターライニング、また中敷き交換の修理メニューで使用している革は「ライニング用に作られた革」になります。

タンニンを含んであるので色にも深いが出来、汗の吸収力にも優れています。

現在は3色の扱いで、高級靴に使用しても、靴の雰囲気を損ねる事無く修理が出来ます。P1080311<after>

今回は同様に黒の革を使用して補強しました。P1080312補強した革が剥がれないように、上のトップラインをミシンで縫います。

縫いの際は、元に開いている針穴を1穴ずつ拾いながら縫うので、穴が増えずに革にもダメージが加えずに修理をおこないます。

靴の状態のチェックはつい、靴底に目がいきがちですが、たまに足が直接当たる内部も見て頂ければと思います。

気になる状態などございましたらお気軽にご相談下さい。

ありがとうございます。

 

カウンターライニング(短靴両足) ¥3,500(税抜)

納期 翌日~3日ほど