Crockett&Jonesオードリー ヒドゥンチャネル&半カラス仕上げでのレザーオールソール

P1050472 CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)のハンドグレードラインであるオードリーをお預かりしました。

内羽式ストレートチップデザインであるオードリーは修理をお預かりする機会が大変多いです。

高級紳士靴を好まれる方は1足は押さえておきたい靴ですね。P1050473レザーソールに穴が開いています。

この状態になると「オールソール」で靴底を全体作り変えます。

気付かずにこのまま履かれると靴の生命線である「中底」にもダメージが加わっていくのでお早めにお持ち頂ければと思います。 P1050618 今回はオリジナルと同様にオールソールするのでレザーソールに「ヒドゥンチャネル(伏せ縫い)」と呼ばれる作業を行います。

ウェルトとソールを縫う「出し縫い」を表面に見せないようにする為、革を端から薄く起こします。

そして縫い目が収まる溝を掘る加工をしました。P1050619 数時間差で別のお客様から同じクロケット&ジョーンズのオードリーをお持ち頂いたので2足同時に作業をしています。

2足共に同じ仕上がりを目指します。

先日のブログに続きシンクロニシティ(意味のある偶然の一致)です。

P1050634 掘った溝に「出し縫い」をかけました。

この後、起こした革を伏せて縫い目を隠します。P1050637 ソールの仕上げは「半カラス仕上げ」です。

ソールの接地面とウエスト部分の色に変化をつけます。

機能性ではなく装飾の目的です。

カカトのトップリフトはレザー&ラバーのダヴテイルを使用しています。P10506352足共にお客様に喜んで頂けました。

店頭での受付だけでなく、郵送でも修理をお受けしているのでご安心してお任せください。

ありがとうございます。

 

Italy レザーオールソール ¥13,800(税抜)

Italy ダヴテイル トップリフト +¥1,300(税抜)

ヒドゥンチャネル +¥2,000(税抜)

半カラス仕上げ +¥2,000(税抜)

納期 2週間以内

Crockett&jones(クロケット&ジョーンズ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)