CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)クリーニングでメンテナンス&靴底修理

 

P1210768CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)をお預りしました。

P1210769お客様は最近履かれていなかった模様で、この度は修理、メンテナンスでお持ち頂きました。

P1210770革の油分が抜けて乾燥してしまっています。

高級靴の革本来の風合いも無くなっている状態ということもあり「クリーニング」で洗う段階からのメンテナンスをご希望されました。

P1210771「靴磨き」では通常アッパーのメンテナンスになりますが、「クリーニング」でお受けすると靴の中、靴底までしっかり洗ったうえで靴磨きのメンテナンスをおこないます。

乾燥時間も含まるのでお時間をいただきますが、しっかりと丁寧に作業を進めさせていただきます。

P1210772続いて靴底も修理します。

P1210773擦り減ったカカト部分を修理と、

P1210775つま先部分も擦り減りがレザウェルトーに達する寸前なので、

P1210774今のうちに補強します。

「グッドイヤーウェルト製法」の場合、つま先が擦り減ってレザーウェルトが損傷すると通常の「オールソール交換」が出来なくなります。

その場合は「リウェルト」と呼ばれるウェルト交換をおこなってから「オールソール」になるのでお客様の修理代の負担が大きくなります。

状態を確認してお早めの補強をオススメします。

P1210831<after>

カカトはイタリアのダヴテイルで化粧(真鍮釘)の配置も再現するように「トップリフト交換」しました。

P1210833擦り減っていた積み上げ部は革で厚みを戻してからトップリフト交換をしているので、元と同じヒールの高さに加工をしています。

P1210832つま先部は耐久性のある「ラバー」で補強したので当面は擦り減りの心配なく履いて頂けます。

P1210835「クリーニング」後に「靴磨き」でしっかり保革して仕上げました。

P1210836革本来の艶やかさも戻り、印象も大きく変わりました。

P1210834今回はクリームを使用しての磨きのみですが、より光らせたい場合はワックスを使用しての「ハイシャイン(鏡面磨き)」もお受けしているので言っていただければと思います。

P1210837「コバ(ソールのサイド部分)」のレザーもペーパーと着色で仕上げ直しているので引き締まって見えます。

P1210838店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

今年もあと2週間で年末ですが、気になる状態の靴がございましたらお早めに修理、メンテナンスをお任せ頂ければと思います。

ありがとうございます。

 

靴クリーニング(短靴) ¥4,000(税抜)

Italy ダヴテイル レザートップリフト交換 ¥3,800(税抜)

積み上げ革埋め +¥600(税抜)

つま先ラバー補強 ¥2,200(税抜)

納期 1週間

Crockett&jones(クロケット&ジョーンズ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)