EDWARD GREEN(エドワードグリーン)DOVER(ドーヴァー)スペードソール(ハーフミッドソール)でオールソール交換修理

P1190564EDWARD GREEN(エドワードグリーン)をお預りしました。

お客様は海外に在住の方で、現地からご連絡をいただいて靴の修理をお任せ頂いています。

P1190565エドワードグリーンの名作の一つ「DOVER(ドーヴァー)」です。

P1190566ハンドステッチ(手縫い)のライトアングルモカ&スキンステッチは高級靴を語る上で欠かせない完成されたデザインです。

P1190567しっかり修理をさせていただきます。

P1190568靴底の状態ですが、

P1190569レザーソール中心部にまだ穴は開いていませんが、押すと凹むほど薄くなっています。

「オールソール交換」にはまだ少し早いタイミングですが、お客様は海外在住ということもあり今のタイミングでソール交換をする流れとなりました。

P1190570作りを確認すると過去にもソール交換をされています。

技術がある修理ですがエドワードグリーンらしくない仕上げなので、より純正にイメージが近いように加工するのと、

P1190571純正だとスペードソール(ハーフレザーソール)ですが、P1190572レザーソールが1枚のシングルソールになっているので、スペードソールにし直します。

P1190774靴底を分解後、3mm程の厚みのレザーソールを前半分に貼りました。

P1190775この上に通常のレザーソールを貼ってオールソール交換を進めます。

「スペードソール」はウエスト部より前半分がダブルソールになります。

全体ソールが2重の「ダブルソール」よりウエスト部がシングルソールな為シャープな印象を与えます。

P1190978<after>

オールソール交換の完成です。

レザーソールは表面に「出し縫い」のアウトステッチが見えないように「ヒドゥンチャネル」で加工をしました。

P1190979つま先部は擦り減りにくいように今の時点で「ヴィンテージスティール」で補強をしています。

P1190980トップリフトはイギリスのラスターを使用しました。

化粧釘(真鍮釘)はグリーンの配置で打っています。

P1190982画像では解りにくいですが、スペードソール仕様になり、

P1190981エドワードグリーンらしさが戻りました。

P1190977これで安心して履いて頂けます。

P1190983「靴磨き」で保革して完成です。

オールソール交換の修理メニューでお受けした場合は靴磨きをサービスしてお渡ししています。

P1190984店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

丁寧に作業をさせていただくので安心してお任せください。

ありがとうございます。

 

Italy レザーオールソール交換 ¥13,800(税抜)

イングランド ラスターレザートップリフト +¥2,000(税抜)

スペードソール加工 +¥2,500(税抜)

ヒドゥンチャネル +¥2,000(税抜)

lulu ヴィンテージスティール ¥3,000(税抜)

化粧釘・靴磨き サービス

Edward Green(エドワードグリーン)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)