GUCCI ホースビットブーツの修理

P1030370 遠方のお客様より配送でGUCCI(グッチ)の「ホースビットブーツ」の修理をお預かりしました。

このデザインのブーツは数十年前にグッチが製造していてそれ以降は生産中止になっていましたが、最近また製造されているらしいです。

お預かりした靴は数十年前からお客様がずっと履かれているものになります。

長年、愛用されているだけあり靴にもダメージが見られるのでこの機に気になる所をしっかり修理、メンテナンスさせていただきました。

P1030373 <before>

全体に汚れなどが見られるので【クリーニング】でしっかり長年の汚れを落としていきます。P1030375カカトは「カウンター」という芯が壊れ、カカトの擦り減り、靴の大きな歪みが見られます。P1030557<after>

クリーニングで汚れ、古いクリームを落としたあと、靴磨きで仕上げ直しました。P1030558サイドから見た感じです。

写真を撮り忘れましたが、甲の下のゴムがちぎれていたので新しく交換しています。

甲に抑えが出来るので歩行時の「足が靴の中で動くストレス」もだいぶ改善されます。P1030559カカト部分の歪みもだいぶ改善されました。

革は伸び縮みする性質があるので「クリーニング」で水分を含ませて、その後の乾燥時にしっかりと形を整えてあげればある程度は形が戻ります。P1030371<before>

カカト内側は足との摩擦によりライニング(内側の革)に大きなダメージが見られます。

また中の「カウンター」も割れています。P1030560<after>

「カウンター交換」までは行いませんが、割れているカウンターをしっかり補強し、上から革を当てて【カウンターライニング】の修理をしています。P1030374 <before>

一度オールソールで靴底を交換されています。P1030562<after>

同じvibram132ソールで【オールソール】しました。

今回の修理で見た目だけでなく履き心地も大きく改善されています。

お客様にも大変喜んでいただけました。

ありがとうございます。

靴クリーニング(短靴) ¥4,000(税抜)

甲ゴム交換(両足) ¥3,400(税抜)

カウンターライニング(両足) ¥3,500(税抜)

vibram132 オールソール ¥12,800(税抜)

納期 2週間ほど

Gucci(グッチ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)