JOHN LOBB(ジョンロブ)イヤーモデル2010の擦れたカカト内側の革をカウンターライニング(腰裏)補強修理

P1300672こんにちは東です。

JOHN LOBB(ジョンロブ)の「イヤーモデル2010」をお預りしました。

P1300673ジョンロブの名作ダブルモンクの一つです。

P1300674靴のアッパーはデザインのパーツが多いと、製作する上で3次元の立体に近づけやすいのですが、「ホールカット」などの繋ぎ目のパーツが少ないデザインは型紙、吊り込み(木型に革を沿わせる工程)、使用する革選びの難易度が上がります。

こちらは通常のホールカットのように1枚革で作られたダブルモンクストラップになります。

P1300675縫い目は内側のスキンステッチのみとなります。

以前、この靴を企画されたジョンロブの方とお会いしたことがあるのですが、使用した型紙なども見せていただき興味深かったです。

P1300676ライニング(カカト内側の革)の修理依頼です。

P1300677擦れている痕跡は見られますが、まだ穴にはなっていない状態です。

今のうちに補強をご希望されました。

P1300678靴磨きもさせていただきます。

P1300698<after>

「カウンターライニング」という修理メニューになります。

擦れていた部分の上にライニング用の革をあてて縫います。

P1300699極力修理をした感が出ないように心掛けていますが、黒い革だとより自然に仕上がりますね。

P1300700アッパーはクリームを使用して「靴磨き」をしました。

P1300701これで心地よく履いて頂けると思います。

P1300702店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

カウンターライニング(短靴・両足) ¥3,500(税抜)

靴磨き ¥1,000(税抜)

納期 3日程

John Lobb(ジョンロブ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)