JOHN LOBB(ジョンロブ)ビスポークシューズのトップリフト&ハーフラバー&履き口の補強修理

 

P1170064 JOHN LOBB(ジョンロブ)のビスポークシューズ(フルオーダーシューズ)をお預りしました。P1170067お客様は随分前にジョンロブのパリでご注文された模様です。
P1170065 現在もご愛用されているので修理、メンテナンスでお持ち頂きました。
P1170068底付けはもちろん「ハンドソーンウェルト製法」で、レザーソールの前半分はダブルソールの厚みの「スペードソール」になります。
P1170069アッパーの状態を確認すると、革が乾燥での割れが見られます。

まずは古いクリームを落としてスッピン状態にし、磨き直します。
P1170070続いて靴底です。
P1170071過去に修理店でハーフラバーをされていますが、中心部が薄くなっているのと、レザーソールから剥がれて浮いている状態なので新しく交換します。
P1170072過去に修理してあるトップリフトもそろそろ交換のタイミングなので新しくさせていただきます。
P1170073アッパーのカカト履き口は両足共に大きなダメージが見られます。
P1170075「ドッグテイル」というクラシックな靴に用いられる縫い合わせの仕様ですが、そのドッグテイルが裂けているのと、その下の「縫い割り」までステッチが切れて開いています。

P1170076 ダメージが大きいので今後もしっかり履いて頂けるように補強も兼ねて修理させていただきます。P1170291主にカジュアルめの靴のカカト部分に使用される「市革」というパーツを作り、避けている箇所を覆うように補強しました。

ブランドのデザインが変わってしまうのがデメリットですが、強度重視でこの方法で修理させていただきました。P1170292ライニング側からも革をあてて補強します。

これで安心して履いて頂けます。P1170295ハーフラバーは新しく交換し、P1170294レザートップリフトはイタリアの「ダブテイル」を使用しました。P1170293靴底も安心ですね。P1170296アッパーはクリームを使用した「靴磨き」で磨き直したので革本来の良さが戻りました。P1170297これでまだまだご愛用して頂けると思います。P1170298出来るだけ良い修理方法をご提案させて頂きますので、まずはお気軽にご相談下さい。

ありがとうございます。

 

カウンターライニング(短靴・両足) ¥3,500(税抜)

トップライン補強(両足) ¥2,000(税抜)

FILIPS ハーフラバー ¥3,000(税抜)

Italy ダブテイル レザートップリフト交換 ¥3,800(税抜)

靴磨き(短靴) ¥1,000(税抜)

納期 5日~1週間ほど

John Lobb(ジョンロブ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)