Lloyd footwear(ロイドフットウェア)スニーカーデザインの靴をダイナイトヒール交換&カカトのカウンターライニング補強修理

P1290042こんにちは東です。

Lloyd footwear(ロイドフットウェア)をお預りしました。

P1290043お客様は15年以上前にご購入された模様で、ここ最近がご自宅で保管をしていたとおっしゃっていました。

高級紳士靴デザインのロイドの靴ですが、アッパーがスニーカーのようなデザインで珍しいですね。

お客様曰く、このような靴を作っている時期があった模様です。

P1290047ハイカットスニーカーのアッパーですが、靴の構造は「グッドイヤーウェルト製法」で通常のロイドの靴と変わりはありません。

P1290044靴底は「ダイナイトソール」になります。

P1290045カカトのダイナイトヒールが擦り減っています。

ラバー部分を越え、積み上げの革まで擦り減っている状態です。

P1290046無くなっている積み上げ部分を革で足して埋め、その後にカカトを交換します。

P1290048アッパーの革はだいぶ乾燥しているので、「靴磨き」で保革&着色します。

P1290049今回の修理のメインはカカトのライニング(内側の革)の状態です。

P1290050革が割れ、中のクッションの状態も崩れています。

P1290051さすがにこのままでは履けないので、ライニングを補強します。

その際、中のクッションも新しく交換します。

P1290052通常の革靴の「カウンターラインング」の修理とスニーカーの構造は方法が異なります。

難易度が高いので種類費用、期間共に掛かる点はご了承お願い致します。

P1290202<after>

まずは「ダイナイトヒール」を交換しました。

P1290203ソールもだいぶ薄くなってきているので、次回は「オールソール交換」になると思われますが、またお任せ頂ければと思います。

P1290204カカトのバランスも良くなったので快適に履いて頂けると思います。

P1290206ライニングの補強も両足共に完成です。

P1290207元のようにアッパーの表面に縫い糸が入らないよう、袋状に革を加工して縫います。

P1290209ライビング用の革を使用しているので足あたりは良いです。

中のクッションも新しくなりました。

P1290210お客様にも大変喜んで頂けました。

P1290211最後に「靴磨き」をして完成です。

アッパー、コバ周り共に艶やかさが戻りましたね。

P1290212店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

ダイナイトヒール(茶)トップリフト交換 ¥3,500(税抜)

カウンターライニング(スニーカーのような特殊な構造) ¥8,000(税抜)

靴磨き(ブーツ丈) ¥1,300(税抜)

納期 2週間~1ヶ月程

Lloyd Footwear(ロイドフットウェア)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)