MEERMIN ダブルモンクのストラップ部のビラゴム交換&ライニング革当て補強

p1040546 MEERMIN(メルミン)のダブルモンクストラップをお預かりしました。

「メルミン」は日本での取り扱いがなくなってしまったので残念との声をたまに聞きます。

靴はともかく、私はスペインが好きな国なので少し残念です。p1040548 <before>

ストラップ部の裏のバックルを固定するパーツはゴムを使用しています。

長年使用するとゴムも伸びてくるので今回、新しく交換します。

ちなみにオーダーで靴を作る場合はこの箇所は伸びないようにゴムではなく革を使用したりもします。p1040602 <after>

同じ幅のゴムを使用し【ビラゴム交換】しました。

これで以前より適度な甲の抑えがあり、不快感なく履いていただけると思います。

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ライニング(靴の裏革)の小指の付け根が当たる箇所にダメージが見られます。

靴の中で足がよく擦れている箇所になるので放っておくと「ダメージが深くなり」→「穴になり」→「アッパー(靴の表革)が裂けます」。p1040604<after>

ラインング用の同色の革を当て、しっかり補強しました。

普段は靴の内部を確認しないとダメージに気付きにくい箇所ではありますが、靴の寿命を伸ばすにはとても大切なことなので、たまに気にしていただければと思います。

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最後にトップリフト交換もしました。p1040603 <after>

お客様は材質には特にこだわりがないようでしたので、レザーではなくvibramのラバーでトップリフト交換をしています。p1040605今は買えないメーカーの靴でしたらなおさら小まめな修理、メンテナンスが必要となります。

大切な靴をこれからも良い状態で履いていただけるようにしっかりお手伝いさせて頂きます。

少しでも気になる箇所がございましたらご相談だけでもお気軽に言っていただければと思います。

ありがとうございます。

 

ビラゴム交換 片足¥1700(税抜)両足¥3,000(税抜)

ライニングの革当て 1箇所 ¥800(税抜)

vibram5350ラバートップリフト交換 ¥2,500(税抜)

納期 2~3日ほど 

Meermin(メルミン)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)