REDWING(レッドウィング)のベックマンチャッカブーツを神奈川県よりお持ち頂きました。
当店でよくご紹介しているベックマンの修理ですが、今回はいつもと少し違う形で作業をすすめさせていただいたのでアップします。
靴底はレザーソールにお馴染みのタンク型ハーフソールが付き、縫われている構造です。
ウレタン素材なので「加水分解」による経年劣化でボロボロと崩れている状態です。
素材の特徴上、劣化は防ぎようがないのでこうなるとハーフソール部分を全て取り除いて新しく交換します。
この後、ハーフソールが貼ってあった部分のステッチも取り除きます。
いつもは同じタンク形状のハーフラバーを取り付けますが、今回はお客様のご要望でワークブーツに使用される「US ビブラム705」のハーフラバーを使用します。
本体に取り付け、その部分に「出し縫い」で縫いをかけました。
いつも以上にとても耐久性に優れたラバーなのでなかなか擦り減りません。
凸凹型に比べソールのボリュームは増して見えますが、これはこれでいい感じと思います。
もちろんいつもとおり元に近い感じで修理も可能ですが、発想を変えて違うデザインにしてみるのも面白いですね。
材質はラバー(ゴム)なので今後は劣化する心配なく履いて頂けます。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
お気軽にお問い合わせください。
ありがとうございます。
US vibram ♯705ハーフラバー ¥4,500(税抜)
縫い直し +¥2,000(税抜)
納期 1~2週間ほど