REDWING(レッドウィング)8891ワラビータイプのブーツをマッケイ製法に作り替えてのオールソール交換修理

P1290062REDWING(レッドウィング)の8891をお預りしました。

過去のブログでもご紹介してことはありますが、「クラークスのワラビー」のようなこのブーツは2年間で製造を終了した珍しいモデルになります。

P1290063お客様は「オールソール交換」で靴底全体を作り替えるため、埼玉県よりお越しくださいました。

P1290064ホワイトソールにはアイリッシュセッターとvibramの刻印が見られます。

P1290065靴の構造は「セメンテッド製法」になります。

レッドウィングの靴は「グッドイヤーウェルト製法」が主流ですが、こちらは縫いなしの接着剤のみの底付けです。

P1290066少々、力業で作られている模様で、工場で精度を高く大量生産するには向いていない気がします。

今のを再現するようにソールの張り替えをするのも難しい構造です。

P1290067そういう事情もあり、まださほどソールが擦り減っていない状態ですが、別の構造に変更をし、ソール交換をするためにお持ち頂いた流れです。

P1290068使用可能なソールの種類は店頭に多数展示しています。

お客様にお好みの材料をお選び頂き、作業を進めました。

P1290466元の靴底を取り外し、新しく用意した「黒のラバーミッドソール」を貼り付けました。

P1290468元はミッドソールがない構造ですが、ミッドソールを付けることで今後は、簡単かつ綺麗にソール交換を繰り返し行えます。

P1290467靴本体とミッドソールを「マッケイ縫い」で縫っているので剥がれる心配はございません。

P1290470<after>

そしてアウトソールの「ビブラム4014ソールのホワイト」を接着で取り付けて完成です。

P1290471ミッドソールとアウトドールの色を統一するのが普通と考えていましたが、ウェルトがないデザインなので問題なくいい感じに仕上がりました。

P1290469こちらの4014ソールは白の他、黒や明るい色もあるので違う雰囲気に仕上げることも可能です。

P1290472ミッドソールを挟むことで元より安定感のあるソールの仕様になります。

P1290473これでまだまだ長くご愛用して頂けますね。

P1290474使用するソールのご希望など御座いましたらお気軽に言って頂ければと思います。

P1290475店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

US vibram ♯4014ソール(白)オールソール交換 ¥10,800(税抜)

ラバーミッドソール(黒) +¥2,000(税抜)

納期 2週間以内

Redwing(レッドウィング)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)