santoni サントーニの少し緩いサイズ感をフィッティング調整

P1080562santoni(サントーニ)の内羽ストレートチップをお預りしました。P1080564見慣れない変わったデザインに感じると思われますが、内羽デザインでもシューレースを通す穴がありません。

表面上は見えませんが、羽根の裏に伸縮性のあるゴムが付いてあり、足を固定する構造になります。P1080563アッパーのパーツが重なるところにステッチが見えません。

「レベルソ仕立て」と呼ばれる技法で、たまにイタリアの靴で見られます。P1080565お客様は「履いていると若干緩さを感じる」と、お持ち頂きました。

甲部分はゴムということもあり、脱ぎ履きは容易ですが、締め具合を調整できる紐靴に比べると緩さを感じやすいかもしれません。P1080566ご来店時にサンプルのインソックを入れて、フィッティングを確認させていただきました。P1080567半敷き(後ろ半分の中敷き)を剥がし、加工した革と繋いで厚みを調整します。P1080568緩さを感じていた履き心地もタイトになります。

見た目は損なわず、革素材なので汗を吸収してくれて履いて頂けます。P1080569シンプルな方法ですが効果的です。

別の方法での調整もしているのでお困りの方はご相談下さい。

ありがとうございます。

 

フィッティング調整(片足革2枚) ¥2,500(税抜)

納期 翌日~3日ほど

Santoni(サントーニ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)