TOM BROWNE(トムブラウン)チャッカブーツをアッパーの穴が広がらないように表ハトメ加工

P1200994常連様よりTOM BROWNE(トムブラウン)をお預りしました。

P1200995こちらは初めてお預りするデザインでチャッカブーツになります。

P1200996靴底はクレープソールです。

日本製のクレープソールとはまた違いますね。

P1200997今回はアッパーの件でお越しくださいました。

お預りする機会の多い短靴のトムブラウンに比べるとだいぶ柔らかくて薄い革を使用して作られています。

P1200998お客様もそれをご存じで、靴紐を通す「アイレット」の穴を心配されておられました。

鳩目(ハトメ)と呼ばれる金属が取り付けていないので、靴紐をしっかり結ぶお客様は穴が広がってしまわないかお考えでした。

P1210001アッパー側からハトメが打ち込まれていなくても、ライニング(裏革)から「裏ハトメ」が打たれていたりします。

今回の靴はハトメがない構造です。

ですがアッパーとライニングの間には伸び留め防止でレザーがテープで補強されているので、基本的にはさほど穴が伸びる心配はありません。

P1210002ですが今の状態より強度を高めるために「ハトメ」を取り付ける加工をします。

P1210003

<after>

文字の通り、「ハトの目」に見えるから「ハトメ」と言います。

穴の大きさに合わせたものを使用しました。

P1210004これで穴が伸びる心配がなく履いて頂けます。

ハトメが付いてことで靴紐は使用していくうちに切れやすくなりますが、その点はご了承ください。

今回加工したのは「表ハトメ加工」ですが、「裏ハトメ加工」も出来なくはありません。

ですが、縫い糸を一度ほどいて縫い直す必要があるためあまりオススメはしていません。

P1210007まずはお気軽にお問い合わせください。

ありがとうございます。

 

表ハトメ加工 1個¥300(税抜)

納期 在庫があれば当日中

Thom Browne(トムブラウン)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)