シュートゥリーのサイズ調整 Tricker,s編

P1050710 以前に修理、サイズ調整をさせていただいたTricker、s(トリッカーズ)をお持ち頂きました。

お客様はトリッカーズをだいぶ大きいサイジングで緩く履かれていたので厚みのある中敷きを製作してフィッティング調整をおこないました。P1050711お客様は靴をとても大切にされておられる方なので、靴の形を保つために、履いていない時は「シュートゥリー」を入れています。

短靴と比べてブーツだとあまりシュートゥリーを入れない話も多いですが、良い状態で靴の状態をキープするには必要です。

P1050712 今回お持ち頂いた理由は、以前しっかり収まっていたシュートゥリーがフィッティング調整をしたので、靴の中に入らなくなってしまったの事です。

あまり知られていないメニューですが、当店はオーダーで木型を削っている経験を活かして、「シュートゥリーのサイズ調整」もしています。P1050713 機械や手作業で靴とのサイズ感を確かめながら削ります。P1050714 解りにくいと思いますが、全体的に大きく削り込んだのと、フィッティング調整によりカカトの高さが若干上がったので、靴のカカト部分のカーブに変にテンションが加わらないようにシュートゥリーのカカトの形状を少し変えています。P1050715問題なく靴の中にしっかり収まり、一番重要な履きジワもしっかり伸びています。 P1050716シュートゥリーのサイズ調整は今回の様に「木を削り込む」以外にも、厚みを出すために「革を足す」作業もあります。

なのでシュートゥリーを入れたい靴を一緒にお持ち頂くのはもちろんですが、手間が掛かる作業なので少し納期がかかるのと、値段の上下はあります。

まずはご相談いただければと思います。

※ビスポークシューズ、ライデイングブーツ、乗馬ブーツなどのシュートゥリーのサイズ調整はお断りさせていただいています。

 

シュートゥリーサイズ調整 今回の修理は¥5,000(税抜)

納期 1~2週間ほど

Tricker,s(トリッカーズ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)