日本製のパンプスの修理をお預かりしました。
HPブログでは複雑な修理が多い紳士靴を取り上げるケースが多いですが、レディース靴の修理も日々おこなっています。
当店ではメンズとレディースの修理の割合は半々くらいです。
「カカト交換」「ハーフラバー」の修理以外であればレディースの靴も今後はもう少し取り上げていこうと思います。 紳士靴でよく見られる状態ですが、カカトの内側にある革(ライニング)に穴が開いています。
穴が開いた時点で早めに修理をしないとライニングとアッパーの間にある「カウンター」と呼ばれるカカトを固定する芯にまでダメージが広がります。
カウンターにダメージが加わると、カウンターが歩行時にカカトをしっかり固定出来なくなるので、歩行動作がスムーズに行えなくなったり、靴も変形します。
ヒールの低い紳士靴以上に、今回のレディースのヒール靴だと尚更です。
お早めにご相談いただければと思います。
両足ともに補強します。 元の靴のデザインをイメージして革の床面を足に接するように【カウンターライニング】の修理をしました。
ライニングのカカト部を床面(革のスエード部)を表面にするのは、パンプスや紳士靴ではイタリアの靴でよく行われています。両足共に完成です。
これで安心して履いて頂けると思います。婦人靴の修理はシンプルな修理メニューが多いですが、おそらくお客様が思っている以上に出来る修理内容も多いです。
お持ちの靴の状態で気になっている箇所がございましたらまずはご相談いただければと思います。
ご来店、お電話、HPの「お問合せ」のいずれでも結構です。
ありがとうございます。
カウンターライニング(短靴両足) ¥3,500(税抜)
納期 2~3日ほど