ビスポーク(フルオーダー)シューズの紳士靴をお持ちいただきました。
お客様は関西在住だった6年ほど前に作られたそうです。
誰かは解りませんが、関西のご年配の職人さんが製作した靴になります。 靴底のレザーソールに穴が空いてきているので【オールソール】で靴底を全体作り替えます。
ビスポークは靴を作った職人さんがその靴だけの木型を保管しているので、オールソールの修理もその木型を使用して修理が出来る靴を作った職人さんにお願いするのが基本です。
今回はお客様の都合もあり、お受けさせていただきました。 ヒールは独特の形状をしています。 コバ、ソールはワイン色で染められています。 既成靴を作るときの機械式の「グッドイヤーウェルト製法」ではなく、手製靴の「ハンドソーンウェルト製法」で製作されています。
「出し縫い」も手縫いのフルハンドです。<after>
元の作り、デザインを意識してオールソールしました。
ソールは「半カラス仕上げ」、ヒールの形状、化粧釘も再現しています。 暗くて解りにくいですが、コバ、ヒール周りの革はワイン色に染めています。 ウェルト部の「出し縫い」は同様に手縫いで縫いました。
※通常のオールソールは機械で縫います。お客様にも大変喜んでいただけました。
ありがとうございます。
※ビスポークのオールソールはお断りさせていただくこともあるのでご了承ください。
ビスポークシューズ オールソール 価格応相談