遠方から郵送でSTEFANO BRANCHINI(ステファノ・ブランキーニ)の修理をお預かりしました。
ブランキーニ氏らしい独創的なアイディアが靴のデザインに表れていて面白いですね。 大きなダメージなどはございませんが、オールソールでの靴底全体を交換するご依頼でした。
オールソール前のサイドから見た作りです。
オールソールでお受けした際は「靴磨き」をサービスしてお渡しします。
<after>
ドイツの「レンデンバッハ」と呼ばれるレザーソールとレザートップリフトを使用してオールソール交換の修理をしました。
業界では「オークバーク」と言われますが、1年程の時間をかけてオークバーク鞣しで革を作っており、革の目が非常に詰まっているので、通常のレザーソールと比べて非常に堅く、擦り減りにくい高級レザーです。
レンデンバッハのソール、トップリフトは普段はこちらからは提案はしていないのですが、お客様からご要望があれば使用させていただいています。 レンデンバッハには「JR」の刻印がされています。
ブランキーニの靴はマッケイ製法で作られていますが一度、端の革を起こして縫い目を隠す「ヒドゥンチャネル」加工をして仕上げました。 レンデンバッハのレザーソールと同様に、レザートップリフトも非常に長持ちします。
コバ、ヒール周りもオリジナルと同様に仕上げています。
靴磨きをして完成です。
ラバー素材の種類がたくさんあるように、レザー素材もレンデンバッハ以外にいくつかの選択肢の中からお選びいただけます。
ご要望があればお気軽に言っていただければと思います。
ありがとうございます。
JRレンデンバッハレザーオールソール交換 ¥17,800(税抜)
JRレンデンバッハレザートップリフト +¥3,300(税抜)
ヒドゥンチャネル +¥2,000(税抜)
納期 2週間以内
Stefano Branchini(ステファノブランキーニ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)