アレキサンダー・マックイーンのパンプスをお預かりしました。
ヒールの高さは9cmのハイヒールです。画像では分かりにくいのですが、ヒールの中心あたりに横に革の裂け目があるのがお解りでしょうか?
これはプラスティック素材のヒール自体にヒビが入っている状態です。
このまま使用すると歩行時にいきなり折れたりして大事故につながる可能性もあるので今回はプラスティックヒールごと交換します。お客様からは歩行の安定感をよくしたいとのご希望があり元より少し太めのヒールに交換します。
同じく9cm高さで太めのプラヒールを探しました。
その上にスムースレザーを巻いて、本体に固定しました。
※今回のように「ピラヒールにヒビ」「プラヒールが削れて低くなりすぎた」などのケースは交換致します。
ですが、デザインを変えるご希望のヒール交換はお断りさせていただくと思います。
※プラヒールの高さ、角度、形状は膨大に種類があります。
元々取り付けているヒールは靴を作る企画の段階でその靴の木型との相性を検証して使用しています。
なので修理の際に新しくヒールを交換すると高さは同じでも重心の角度が変わったりして歩行が危険になるリスクもあります。
出来るだけ本体に合い、靴、歩行に支障がないヒールを探すようにします。
プラヒール交換(スムースレザーの巻革) ¥7,000(税抜)
過去のアレキサンダーマックイーンの修理事例です
Alexander Mcqueen(アレキサンダーマックイーン)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)