安藤製靴 カカト部分の破れをカウンターライニングで修復

p1050156 日本を代表するアウトドアシューズメーカーである「安藤製靴」の靴の修理をお預かりしました。p1050157ブランドタグです。

靴の修理は製造している安藤製靴でも受けているようですが、遠方なのと、以前から当店に興味があった模様で、この度は修理をお任せいただきました。p1050158 カカトの後部のライニングにダメージが見られます。p1050159通常のビジネス、ドレスシューズとは構造が違い、アウトドアシューズに見られる仕様で作られています。

なので【カウンターライニング】別名「腰裏補修」「すべり革」の修理方法も通常より一手間かけて違う方法で修理させていただきます。

p1050160 トップライン(履き口の上の部分)あたりまで革の破れが見られます。p1050172 <after>

まずは同色の革を使用してトップラインを折り込むように補強しました。p1050173 折り込んだ革を破れた箇所を含めてカバーします。

その後、通常のカウンターライニングのようにライニングをカバーして縫っています。p1050178使用した革も同色なので見た目の違和感もないと思います。 p1050176 両足ともに修理完了です。

カウンターライニングで修理する事により、ダメージの広がる心配もなくなり安心して履いて頂けます。

また、修理しないで履いていると靴下も破れやすくなります。p1050179特殊な構造の靴修理、国内のメーカー様の修理もお持ち頂く機会が多いです。

安心してご相談、お任せいただければと思います。

ありがとうございます。

 

カウンターライニング(特殊な構造) ¥5,000(税抜)

納期 3日ほど

安藤製靴の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)