Church,s(チャーチ)のタッセルローファーの修理をお預かりしました。
こちらのチャーチはお客様が数十年前からご愛用されているもので、イギリスに住んでいた頃に購入されたらしいです。
「旧チャーチ」と呼ばれるもので、1980年代後半~1900年台かけて製造されていたものになります。
PRADA(プラダ)に買収される前のチャーチになります。
木型のシルエットは明らかに現在のものとは違います。
とても良い感じです。 日本に帰国されてからは、随分前にトップリフトとハーフラバーで修理をしています。 古い靴でしか見ない状態ですが、ウェルトとソールを縫う「出し縫い」がハーフラバーを貼っているのに切れていました。 購入されてから数十年経ちますが、「初めてのオールソール交換」させていただきます。 画像では解りにくいですが、カカト部分のライニングも穴が開いて破れているので修理します。 タッセルの結びが緩んでいるので結び直すのと、磨き直します。 ソール、トップリフト共にレザーで交換し、ソールの接地面はあらかじめ「ハーフラバー」で保護しています。 破れていたカカトのライニング部はライニングの革でしっかり補強しました。タッセルを結び直し、靴磨きをして完成です。 お客様には大変喜んでいただけました。
数十年もご愛用されているとは素晴らしいことだと思います。
アッパーのメンテナンスをすればまだまだご活躍出来ると思います。
ありがとうございます。
Italy レザーオールソール ¥13,800(税抜)
Italy ダヴテイルトップリフト +¥1,300(税抜)
FILIPS ハーフラバー ¥3,000(税抜)
納期 2週間以内
過去のチャーチの修理事例です。