こんにちは、aestasの石川です。
先週桜の開花宣言があった後に気温が落ち込み、都内で雪まで降る次第でしたが無事昨日から満開の桜を楽しめるようになりました。
お店の横にある桜並木も咲き誇り、スマホを片手に立ち止まり季節の移ろいを感じている方が多かったです。
さて、そんな桜シーズンですが、今回は定番の黒の内羽根ストレートチップを納品しました。

季節関係なく、お仕事で一年中履く事の出来るデザインですね。

内羽根はシューレース部分のパーツ(羽根)がV字に開くデザインで、同じような外羽根のデザインと比べるとつま先に向かって流れるようなシルエットがスーツとの相性を高めます。

↑こちらが外羽根です。羽根の可動域が広いため、内羽根に比べて甲部分の押さえが効きやすく一足目にオススメのデザインです。
外羽根は多少カジュアルというイメージがありますが、使用する革とデザインによってスーツスタイルでも問題なく履いて頂けます。
むしろスーツ以外と合わせにくい内羽根と比べると、オンオフ使用できる外羽根は重宝するのではないでしょうか。

かかとはシームレスヒールで。

こちらのお客様は土踏まずがつぶれ気味で足が内側に倒れる傾向にありました。
甲はそれほど厚みがあるわけではないのですが、足が内側に倒れ革が引っ張られるために甲部が潰れ圧迫を受けていました。
長年の靴選びの結果として同じような症状の方が多く見受けられます。スニーカーや芯材の入っていない柔らかい靴を好んで履いている方に顕著に現れている気がします。
落ちてしまった骨格を元に戻すことは出来ませんが、これ以上変形させない為にしっかりとアーチ部から骨格を支え、内倒れし難いように木型・材料を考えて設計しております。
同じような状態かな?という方は一度ご相談頂ければと思います。靴選びのアドバイスもさせて頂いております。
今回はハーフラバーなしのレザーソールです。
レザーソールの場合、革本来の素材感を感じて頂けるように仕上げはシンプルにしています。
個人的な感想としては、やはりハーフラバーなしのシンプルな革底が足環境を考えても最も心地良いと感じます。
ソールの仕様はお客様のお好みで変更可能ですので、ご注文の際はお気軽にご相談下さい。
【今回の靴】
内羽根ストレートチップ
靴代・・・¥98,000-(マッケイ製法)
※ハンドソーンウェルト製法・ノルベジェーゼ製法の場合¥160,000~
革・・・アノネイ+¥10,000-
ソール・・・レザーソール
※初回は別途木型制作代として¥50,000-頂戴致します。
※現在の納期は約4ヶ月です。
※価格は税抜です。