aestasフルオーダー納品~2アイレットダービー~

こんにちは、aestasの石川です。

羽生選手がオリンピック連覇の快挙を成し遂げましたね!怪我をした当初は王者返り咲きはもう無理かと勝手に思っていましたが、そんな凡人の杞憂を見事に撥ね退けてくれました。

怪我をしても諦めず、やるべきことをしっかりこなすその精神力を見習いたいものです。

さて、そんなオリンピック熱冷めやらぬ中、今回は2アイレットダービーの納品です。

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黒のカーフ(仔牛)革を使用し、Uチップの手縫いモカを乗せた一足です。

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こちらはツイストモカと呼ばれる縫い方で、アッパーの表革のみに手縫いを施し立体感を演出しています。

モカの縫い方一つ、ライン取り一つで表情が変わりますので、慎重を要する作業です。

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紐靴の中でも2アイレットは珍しく、既製靴ではあまり見かけません。

多くの人の足に合わせる必要のある既製靴では、5アイレットや6アイレットなど、甲の立ち上がり付近から紐で押さえられるデザインによって最低限のフィッティングを確保しています。

そういった意味で2アイレットはリスクが高いモデルと言えるでしょう。もちろんオーダー靴にあっても、2アイレットに比べ5アイレットの方がより高いフィッティングを得やすいのは変わりません。

基本的に、オーダー靴を始めてお作りになるお客様には5アイレットをお薦めしてはおりますが、お客様の足の数値を元に木型を削りますので2アイレットでも問題ありません。

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2アイレットの魅力は紐靴でありながら脱ぎ履きが容易にできることです。靴を脱ぐ機会の多い日本ではモタモタと紐を解いていると迷惑がられる風潮があります。

特に団体で移動することの多い社会人ではサッと脱げてサッと履けることが靴選びのポイントになってしまっていますが、それが紐を解かず脱ぎ履きする習慣を生んでしまっています。

そのような履き方では如何に足に合った靴選びをしても適切なフィッティングが得られないばかりか、かかとは潰れ、靴の寿命もあっという間に終わってしまいます。

また、紐靴に比べフィッティングの劣るスリップオンタイプの靴を履きたがる方が多いことも同様の理由からでしょう。

そのような心当たりのある方で、それでも5アイレットはどうしても面倒で・・・という方は、まずは紐靴の中でも着脱時間の短い2アイレットから靴紐の大切さを感じて頂ければと思います。

一度紐を締める習慣を付けてしまえばなんてことはありません。むしろその数十秒でその後の数時間を快適に歩けると思えば、とても貴重な時間の使い方ではないでしょうか。

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団体で移動しているときでも靴の脱ぎ履きの時間に理解ある方が増えてくれることを願います。

 

【今回の靴】

2アイレットダービー

靴代・・・¥98,000-(マッケイ製法)

  ※ハンドソーンウェルト製法・ノルベジェーゼ製法の場合¥160,000~

革・・・国産オイルカーフ

底・・・レザーソール

※初回は木型制作代として別途¥50,000-頂戴致します。2足目以降フィッティングに関する木型代は掛かりません。

※現在の納期は約4ヶ月です。

※価格は税抜き。

 

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