こんにちは、aestasの石川です。
今年は観測史上最速で梅雨明けしましたね!街中のファッションもすっかり夏の様相を呈してきました。
早いもので2018年も今日から下半期です。残り半年もapego共々お客様にご満足頂けるよう最善を尽くしてまいります。
今後とも宜しくお願い致します。
さて、今回は新しいモデルのご紹介です。
モンキーシューズのクレープソール仕様です。
柔らかく弾力性に富んだクレープソールを使用することにより、スニーカー感覚で履いて頂ける一足に仕上がりました。
モンキーの名前が付くこちらの紐靴スタイルは、正面から見ると猿の顔のように見えることが由来だそうです。
細身のセミスクエアなつま先ですとモンキー感は感じにくいですね。
トリッカーズを始め、ワークブーツなどで多く見受けられるデザインですが、コロンとしたボリューム感のあるつま先ですと納得です。
つま先辺りからしっかりと紐で押さえられるので、フィッティングの安定感は他の紐靴よりも優れています。
ひとえに紐靴と言っても、ハトメ(アイレット)の数によってそのフィッティングは大きく変化し、3アイレット以下では4つ以上のものと比べるとどうしても押さえが効きにくくなります。
ビジネス向けですと4~6アイレットが基本で、7個以上ですとカジュアル感が強くなります。
今回はカジュアル感のあるモンキーデザインに、アメ色のクレープソールを合わせることでさらにカジュアルな印象に仕上げました。
ゴツゴツとした天然クレープならではの凹凸感が、他の部材では表現しきれない柔らかさを演出してくれます。
数ある材料の中でも個人的には1、2を争うくらい好きな素材です。
製法はマッケイです。
ソールは2層構造で、一枚目のクレープにマッケイ縫いを施すことで剥がれを防止し、さらにもう1枚張り合わせることで縫い目が保護され、縫い糸が切れる心配がなくなります。
ボリューム感があるのでクレープソールの雰囲気もより一層現れています。
今回はアメ色のクレープソールにアンティークのハトメを合わせましたが、本体の革色と同様にハトメ、クレープ、靴紐のお色をそれぞれお選び頂けます。
クレープはアメ色か黒の2択になりますが、それ以外のパーツは多数ご用意しております。
展示見本が準備出来次第apegoの店頭にも並べますのでもう少しだけお待ち下さいませ。
こちらのモデルもシームレスヒールでお作りしております。オーダーならではの贅沢なパターン取りをしています。
材料の組み合わせ次第でオリジナル感を出しやすいモデルとなりましたので、お客様それぞれ妄想を膨らませて頂ければ幸いです。
【今回の靴】
モンキーモデル
靴代・・・¥98,000-(マッケイ製法)
※ハンドソーンウェルト製法の場合¥160,000~
革・・・ミネルバボックス ネロ
ソール・・・天然クレープ アメ色
※初回は上記靴代の他、お客様専用の木型制作代として¥50,000-頂戴致します。2足目以降フィッティングに関する木型調整代は掛かりません。
※現在の納期は約4ヶ月です。
※価格は税抜き。