こんにちは東です。
Alfred Sargent(アルフレッド サージェント)のUチップダービーをお預りしました。
アッパーはネイビーの既製靴であまり使用されないカラーですが、いい色合いですね。
革が乾燥している状態に加え、色抜けが見られます。
同色のクリームで「靴磨き」で磨き直せば色合いは大分元に戻ります。
コバ(ソールのサイド部分)なども含めて仕上げ直します。
続いて靴底です。
ハーフラバーはだいぶ古くなっているので交換をご希望されました。
カカトはレザー&ラバーの「ラスター」ですが滑るとの事で交換させていただきます。
レザーのトップリフト自体、ラバー(ゴム)に比べて滑りますが、原因はそれでだけでなく装飾の釘もあると思います。
見たところ、使用されている釘が柔らかい真鍮ではなく、メッキ釘です。
メッキ釘は固いのでレザー部分が擦り減ってくると表面に浮き出てきやすくなり滑ります。
当店の修理ではそれを防ぐために、レザートップリフト交換では真鍮釘を使用しています。
<after>
今回はより滑りにくさをお求めで、ビブラム社のラバーを使用しました。
レザーソール面は「ハーフラバー」で補強をし、
より耐久性があるようにつま先部は「トライアンフの台形ヴィンテージスティール」を取り付けました。
靴底はしっかりと補強が出来、
アッパーはネイビーカラーの靴クリームで磨きました。
革質が良いのでクリームの馴染みも良く輝きが戻りました。
靴紐は強いロー引きの靴紐に交換をしています。
コバも仕上げ直し、いい表情になりました。
これでまだまだ
長くご愛用して頂けると思います。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
ありがとうございます。
靴磨き ¥1,000(税抜)
FILIPS ハーフラバー ¥3,000(税抜)
TRIUMPH 台形ヴィンテージスティール ¥3,500(税抜)
vibram ♯5342 ラバートップリフト交換 ¥3,200(税抜)
納期 翌日以降
過去のアルフレッドサージェントの修理事例です
Alfred Sargent(アルフレッドサージェント) の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)