ATTACHMENT KAZUYUKI KUMAGAI 靴底をラバーで修理

2017/08/19

P1070982 ATTACHMENT（アタッチメント）のメンズシューズを千葉県より郵送で修理をお預りしました。

熊谷和幸がデザインするブランドです。

私もアタッチメントの服は何度か購入したことがあります。 P1070984 お客様からはHPからのメールで気になる点をご質問いただき、修理内容と仕上がり具合、修理費用をお伝えした上で作業に取り掛からせていただきました。 P1070987 カカトのラバーが交換のタイミングである積み上げギリギリなので、新しく交換します。

現在付いてある日本製のトップリフトは擦り減りが早いので、耐久性に優れたvibramを使用します。 P1070986 レザーソールは「ハーフミッドソール」別名「スペードソール」加工で作られています。

レザーソールの前半分をもう1枚レザーソールで繋いで厚みをもたしている方法です。

ワークブーツなどのガシっとした靴に採用されることが多いですが、ドレスシューズでもたまに見かけます。 P1070983 ハーフミッドソールのデメリットはソールの厚みが出来、靴に返り（曲がり）がなくなるので、つま先の擦り減りが早かったり、歩行時に踵が浮きやすかったりします。

レザーソールの擦り減りを防ぐために「ハーフラバー」で補強します。 P1070988 お客様のご要望で「クリーニング」もさせていただきます。 P1080042 ＜after＞

vibram♯5350のラバートップリフトで「トップリフト交換」をしました。 P1080043 ハーフミッドソールのレザー部を覆うように「ハーフラバー補強」です。 P1080044 違和感はなく仕上がります。 P1080045 靴底の耐久性は以前よりだいぶ向上したので、安心して履いて頂けます。 P1080041 クリーニング後、クリームでしっかり磨いて完成です。 P1080040 お客様へ郵送後、喜びのご連絡をいただきました。