BALLY(バリー)メンズスニーカーの加水分解で劣化した靴底をビブラム2303ソールでオールソール交換修理

P1300421こんにちは東です。

BALLY(バリー)のメンズスニーカーをお預りしました。

P1300422まだ履かれていない新品状態です。

随分前からご自宅で眠っていた模様です。

これから履きたいと思われ、持ち主である父から譲り受けたデッドストックになります。

P1300423パッと見、バリーの靴には見えず個人的にも好きなデザインです。

P1300424アッパーの革はおそらくペッカリーです。

マジックテープで甲の部分は開け閉め出来ます。

P1300425靴底は特殊な形状のウレタン素材になります。

P1300426まだ履かれていない状態でも、

P1300427素材の特徴上、「加水分解」による経年劣化は避けられません。

割れている以外に、ソール全体にベトツキがあります。

P1300428こうなるとウレタン部分を全て除去し、新しい靴底に作り替える必要があります。

P1300429ソールはウレタン素材ならではの特殊な形状なので、再現するのは困難です。

出来るだけ靴のイメージを損なわないように修理をします。

P1300432特にソールのウエスト部の形状が特徴ですが、地面との隙間はフラットになります。

P1300431仕上がりのイメージをある程度ご了承いただいた上、お受けしています。

P1300440<after>

「オールソール交換」の完成です。

P1300441使用したのはラバー(ゴム)素材の「ビブラム2303ソール」です。

耐久性のあるラバーなので当店でよく使用しています。

P1300442アッパー部分には革をあてて補強をします。

P1300443ヒールの高さは「EVA(スポンジ系素材)」を使用し、元と近い高さを作りました。

これで今後は劣化する心配なく履いて頂けます。

P1300444店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

vibram ♯2303ソール(黒)オールソール交換 ¥12,800(税抜)

納期 2週間以内

Bally(バリー)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)