Berluti(ベルルッティ)ANDY(アンディ)をハーフラバー補強&シュートゥリーを削って調整加工

P1250740こんにちは東です。

常連様よりBerluti(ベルルッティ)の「ANDY(アンディ)」をお預りしました。

P1250741アンディはその名の通りベルルッティが「ANDY WARHOL(アンディ ウォーホル)」の為に作られた靴になります。

それ以来、ベルルッティを代表する名作として人気があります。

P1250742シンプルながら色気があります。

アッパーは手染めの「パティーヌ」をいう技法で染められています。

P1250743まずは靴底です。

P1250744まだ履かれる前の新品状態なので、擦り減りが進行する前のタイミングでレザーソールを補強をします。

P1250762<after>

地面との接地面を「ハーフラバー」で補強しました。

ハーフラバーはお客様のご希望でラウンド型に加工をしています。

P1250763これで安心して履いて頂けますね。

P1250745続いてシュートゥリーです。

お客様は靴を直接フランスからインターネットで購入した模様です。

靴のサイズが小さいせいか、右足のシュートゥリーは靴とサイズが合っていない状態でした。

靴の中に無理やり入れると、負荷が掛かりすぎて靴にダメージが加わるので調整のご依頼になります。

P1250746アッパーだけでなくシュートゥりーも「パティーヌ」で染めて仕上げられています。

シュートゥリーの調整では厚みを足すのはお受けしていませんが、削っての簡易的な調整のケースはお受けしています。

ですが「①靴とシュートゥリーが元と形状、サイズが全く違う場合 ②微差の精度をお求めの場合」はお断りさせていただくケースもあるのでご了承お願い致します。

P1250747シュートゥリーはバネ式の2ピースですが、状態を確認したところ、左足のみ後ろのパーツが1サイズ~2サイズ上のものを使用されていました。

P1250757その分だけ機械と手作業で削り込みます。

P1250759右足も若干加工をしました。P1250761削った箇所を着色と色止めをして完成です。

P1250764靴の中に無理なく納まり、シュートゥリーの出し入れもスムーズになりました。

これで安心してご愛用して頂けますね。

シュートゥリー調整は普段めったにしない修理ですが、内容に無理がなければお受けしているのでまずはご相談下さい。

また店頭には既成のシュートゥリーも沢山取り扱って販売もしています。

靴の状態をキープするにはシュートゥリーの使用も大切な用途です。

比較的リーズナブルなものから高級なものまで扱っているので、それぞれお試しいただければと思います。

ありがとうございます。

 

FILIPS ハーフラバー(黒) ¥3,000(税抜)

シュートゥリー調整 ¥3,000~
※修正の範囲により費用は異なる

Berluti(ベルルッティ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)