BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)のEDWARD GREEN(エドワードグリーン)製をスペードソールでオールソール交換修理

P1260549こんにちは東です。

BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)のフルブローグをお預りしました。

お客様はGWの長期休暇を利用し、北海道よりお越しくださいました。

大変靴に詳しく、修理に使用する材料にも深い知識をお持ちの方で、靴を修理に出すのも一つの楽しみとの事です。

P1260550少し古いブルックスブラザーズの靴になりますが、お客様曰く、EDWARD GREEN(エドワードグリーン)製との事です。

P1260551今回は靴底の修理ですが、お客様お好みのスタイルに修理を進めさせていただきます。P1260552過去にはカカトのみ修理をされている状態です。

P1260553まだレザーソールの厚みは十分ですが、「オールソール交換」をご希望されました。

P1260554現在のシングルソールからソールを厚く加工をします。

P1260556ソールが厚くする分、バランスを取るためにヒールの高さも少し高くなります。P1260555お客様との打ち合わせでしっかりと仕上がりのイメージが整ったので、作業開始です。

P1260633元のソールを剥がし、新しく準備したイタリアのレザーソールを貼った状態です。

P1260635靴の構造はもちろん「グッドイヤーウェルト製法」になります。

ソールの前半分のみを2層のダブルソールにする「スペードソール」加工を選択されました。

P1260634ソールの前部はダブルソール、ウエストからカカトにかけてシングルソールになります。

通常の全体ダブルソールよりはシャープな印象を与えます。P1260803<after>

そしてレザーソールは縫い目が見える「オープンチャネル」仕様で、色をブラウンに染めて仕上げました。P1260802カカトはイタリアのラスターレザートップリフトを使用しています。

化粧(真鍮釘)はエドワードグリーンの配列で打ちました。

P1260804ソールはスペードソールにすることで、重厚感のある印象になりました。

ソールが厚くなる分、「靴の返り」が少なくなる点はご了承お願い致します。

P1260806ソールの厚みに合わせてヒールも高くなりましたが、自然に仕上がるのでご安心下さい。

P1260805「オールソール交換」でお受けした場合は「靴磨き」をサービスしてお渡ししています。

アッパーの革が乾燥している状態だったので、随分艶やかさが戻りました。P1260801これでまだまだご使用して頂けますね。

P1260807この5月は、遠方の北海道、新潟だけでなく香港からも外国人の方が靴の修理でお越し頂きました。

店舗を構えていて、ご遠方よりお越しくださるお客様が大変多いので嬉しく思います。

出来るだけお客様のご期待にお応えできるよう、丁寧に作業に取り掛からせていただきます。

P1260808店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

Italy レザーオールソール交換 ¥13,800(税抜)

Italy レザースペードソール加工(3mm厚) +¥2,500(税抜)

Italy ラスター レザートップリフト +¥1,300(税抜)

※オープンチャネル、ソールの着色、化粧釘、靴磨きはサービス

納期 2週間以内

Brooks Brothers(ブルックスブラザーズ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)