BUTTERO(ブッテロ)サイドジップブーツの劣化した靴底を作り変える修理方法

P1510241 BUTTERO(ブッテロ)のメンズ・サイドジップブーツを三重県より郵送でお預かりしました。P1510242 ブッテロのブーツ修理のご依頼は定期的にいただいています。P1510243 靴のダメージなども構造上、同じように起こるので、修理方法もいつもほぼ同じ内容でご対応させて頂いています。

過去のブログに何度か取り上げていますが、今回も同様の修理でメンテナンスをさせて頂きました。
P1510244 靴底の修理になります。P1510245 カカトがラバートップリフトを超えて、レザーの積み上げまで擦り減りが達しています。

この場合、擦り減った積み上げ部を「革で足して」厚藻を戻し、新しい「トップリフト」を取り付けます。P1510246 続いてソール前部です。

レザーソールがベースで、あらかじめウレタンソールが上に取り付けられている構造です。

そのウレタンの上から「マッケイ縫い」で靴本体と縫われています。
P1510247 ですがウレタンの素材上、「加水分解」による経年劣化で割れています。

加水分解した靴底は「オールソール交換」で靴底全体交換が必要なケースが多いですが、今回はレザーソールの上に付いていウレタンのみが割れているので、この部分のみ交換でご対応が可能です。P1510248 ブランドイメージを損なわないよう修理をさせていただきます。
P1510492 <after>

靴底をしっかりと補強修理させていただきました。P1510493 ウレタン部分を除去し、レザーソールにマッケイで「縫い直し」、上から「ビブラム社のタンク型ハーフラバー」で補強をしました。P1510494 縫った上からラバーを貼ることで、縫い糸が切れることなく履いていただけます。P1510495 カカトも同じく「ビブラム社のタンク型ラバートップリフト」で交換をしています。P1510496 今後は劣化する心配なくP1510497 安心してP1510498 履いていただけます。P1510499店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせください。

ありがとうございます。

 

vibram タンク型ハーフラバー ¥3,500(税抜)

ソール縫い直し +¥2,000(税抜)

vibram タンク型ラバートップリフト ¥3,200(税抜)

積み上げ革埋め +¥600(税抜)

納期 2週間以内

Buttero(ブッテロ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)