メンズのCAMPER(カンペール)をお預りしました。
ヒールがないフラットソールになり、
アッパーの革をL字に折り返す「ステッチダウン製法」になります。
靴底はラバーソールになりますが、
カカトが擦り減っているのに加え、
ソールも擦り減って凸凹がなくなり、今にも穴が開きそうな状態なので「オールソール交換」でお持ち頂きました。
「ステッチダウン製法」の靴の構造はオールソール交換が困難な場合もありますが、お持ち頂いた靴の作りを見て修理内容、修理後の履き心地に問題がないと判断した場合にお受けしています。
カンペールの靴はこのモデル以外でも特殊な構造で作られている事が多いです。
今回も靴を分解すると内部が予想以上に修理が困難な構造で、1週間ほど手が止まってしまいましたが、何とか強度、履き心地に問題なくオールソールが仕上がりました。
<after>
お客様と打ち合わせをし、使用したソールは「合成クレープソール」になります。天然ゴムと同じ模様ですが、素材は合成ゴムになります。
アッパー~アウトソールにかけて「出し縫い」を縫い直しています。
ソールも元と同じ厚みでフラットに仕上げています。
これでまた活躍出来ますね。
修理を諦めかけていた靴も可能な場合も多いので、まずはお気軽にご相談下さい。
ありがとうございます。
合成クレープソール オールソール交換修理 ¥7,800(税抜)
納期 2週間以内