こんにちは東です。
CAR SHOES（カーシューズ）の修理を横浜よりお持ち頂きました。
カーシューズはその名の通り運転用の靴で作られた靴です。
お国柄かイタリアはこの手の靴作りも本当にセンスがありますね。
お預りした靴はドライビングシューズになります。
ドライビングシューズは「TOD,S（トッズ）」「Ferragamo（フェラガモ）」などのブランドをよくお預りしますが使用目的、構造は同じです。
靴底を確認すると、袋状に作られたスエードのアッパーの靴底に凸凹が見られます。
このデザインのドライビングシューズを履かれている方はお悩みのケースが多いですが、スエード部分が地面と擦れてしまいます。
お客様はこの状態が気になり、ダメージが広がる前に靴底を補強したいとのご要望です。
カカト以外にもつま先部も地面と擦れてしまいます。
それらの問題を改善するため、少しデザインは変わりますが加工させていただく事となりました。
ドライビングシューズは「返りの良さ（靴の曲がり具合）」が特徴です。
靴底にソールを付けることで、今より少し返りが無くなりますが、極力履き心地に影響がしないソールを使用します。
＜after＞
「オールソール交換」の完成です。
使用したのは弾力性のある「合成クレープソール」になります。
柔らかい合成ゴムなので「返りの良さ」を損ないにくいソールです。
クラークスの靴で使用される生ゴムの「天然クレープ」とは模様が同じですが異なります。
ソールをつま先のキワまで覆っているのでアッパーは地面と擦れません。
今後繰り返し交換が出来るようにカカトを取り付けています。
カカト周りも地面と擦れなくなりました。
これで路上でもダメージが広がることなく安心して履いて頂けますね。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
ありがとうございます。
合成クレープソール（4mm厚・黒）オールソール交換 ￥10,800（税抜）
納期 1～2週間程