JOSEPH CHEANEY(ジョセフ チーニー)のサイドゴアブーツの修理をお預かりしました。
お客様はイギリス靴が好きな方で、以前私が勤めていた靴修理店のお客様だった方になります。
この度は遠方から修理をお持ち頂き、久しぶりにお会いする事が出来ました。
ありがとうございます。 遠方からお持ち頂くほどなので、少し手間のかかる修理になります。
「カウンターライニング」と言われる修理メニューで靴の内側の革のカカト部分の補強をおこないます。
別名「すべり革」「腰裏補修」とも呼ばれる修理です。 写真では解りにくいのですが、このカカトが接触するライニング(靴の内側の革)にダメージが見られます。
こちらの箇所に革をあてる修理です。
短靴よりブーツの方が長さと曲面があるので手間はかかるのですが、今回はサイドゴアブーツということもあり特に作業がしにくい構造です。型紙を作り、ライニング用の革を切り出して加工しました。
この時点で出来るだけブーツのカカトに合った立体感を作ります。問題なく靴の形状に沿った形で綺麗に修理が出来ました。これで安心して履いていただけると思います。
ブーツの場合は特に見落としがちと思いますが、靴の内側のカカトの接触部分の状態は靴を長く愛用されるためには大切になります。
安心して修理をお任せいただければと思います。
ありがとうございます。
ブーツカウンターラインング(両足) ¥5,000(税抜)
納期 3日~5日ほど
Joseph Cheaney(ジョセフ チーニー)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)