church,s(チャーチ)のメンズシューズ修理をお預りしました。 お客様はもうずいぶん前にご購入された模様ですが、大切に履かれています。アンライニング(裏革なし)のチャーチでは珍しい作りです。
この度は靴底が擦り減ってきたので「オールソール交換」の修理でお持ち頂きました。チャーチ純正の半カラス模様が入ったラバーソールです。カカトはレザーのダヴテイルのトップリフトです。こちらは純正の状態になります。
レザー×ラバーの組み合わせが逆なら解りますが、初めて見たときは不思議に思いました。
イギリスのチャーチの工場でヒールを取り付ける担当者が間違ってラバーではなくレザーを付けたのかな?と思ったことがありますが、調べるとこのデザインで問題ないようです。 グッドイヤーウェルト製法のオールソールは、レザーソールにもラバーソールにもお好みの仕様に出来ます。
「お客様は元のソールと近い感じ」との事なので、出来るだけイメージが近いように修理させていただきます。厚みが少し変わりますが、デザインが似ている「ビブラム269」のラバーソールをお選びいただきました。カカトは元のように「ダヴテイル」のレザートップリフトを使用します。オールソール完成です。ドレスシューズに使用するのは初めてでしたが、問題なく仕上がりました。レザートップリフトは黒に染めて仕上げています。お客様には喜んでいただけて良かったです。純正とは違い、ラバーソールは前部に厚みがあり、ウエストにかけて薄くなるスペードソールのような仕上がりになります。
この仕様で問題がなければお受けさせて頂きます。店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
お気軽にご連絡ください。
ありがとうございます。
vibram ♯269 ラバーオールソール交換 ¥14,800(税抜)
納期 2週間以内
過去のチャーチの修理事例です。