Church,s(チャーチ)クレープソールを再現するようにオールソール交換修理

P1290538こんにちは東です。

Church,s(チャーチ)のスエードダービーをお預りしました。

P1290539お客様は20年程履かれている模様です。

高級紳士靴はよい部材で作られているので、定期的にメンテナンスをし、靴ベラを使用して履かれれば簡単には痛みません。

靴を15年~20年履かれているお話はよく伺いますが、とても綺麗に履かれている方が多いです。

P1290540過去に靴底は修理がしていない状態です。

生ゴム素材の「クレープソール」になります。

P1290541クレープソールは数ある靴の底材でも特殊な素材なので、履き心地を好まれる声を聞かれます。

ただ、汚れたり、素材にベトつきが起きるので敬遠される方もいらっしゃいます。

今回はそのベトつきが気になられ、「オールソール交換」でお持ち頂きました。

P1290542靴の構造は「グッドイヤーウェルト製法」になります。

アッパーより下の構造は「レザーウェルト」→「クレープ素材のミッドソール」→「クレープ素材のアウトソール」です。

ウェルトとミッドソールを縫い、アウトソールを接着剤で取り付けている構造です。

P1290543クレープソールの場合、粘着が強いため、ソール交換の際はミッドソールから交換して縫い直します。

ですが今回はお客様が海外へ転勤のため、お急ぎとの事でアウトソールのクレープソールのみを交換する事となりました。

P1290600<after>

クレープソールで「オールソール交換」の完成です。

P1290601さすがに新しいと見た目はだいぶ変わりますね。

P1290602コバ(ソールのサイド部分)は純正と同じく着色して仕上げました。

P1290604これで心地よく履いて頂けると思います。

P1290603スエードの毛足の長さにバラつきが見られましたが、全体の長さを整えました。

印象が大きく変わります。

P1290605今回は再現するように「クレープソール」でソール交換をしましたが、他に「レザーソール」「ラバーソール」「スポンジソール」などへ変更も可能です。

ご希望等お伝えください。

P1290606店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

クレープソール オールソール交換 ¥12,800(税抜)

納期 2週間以内

 

過去のチャーチの修理事例です。

Church,s(チャーチ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)