Clarks(クラークス)のワラビーを名古屋より郵送でお預りしました。
クラークスといえばこの生ゴム素材の「クレープソール」が有名です。
お客様は雨の日にも履かれている模様です。
クレープソールは路上が濡れている状態だとすごく滑ります。
お客様はグリップ力があるラバーに出来ないか?と考えて調べたところ当店のHPにある修理事例を見つけて下さいました。
当店でご要望の多いクラークスの「カスタムオールソール」をさせていただく流れとなりました。
クラークスに限らず「カスタムオールソール」はお客様と仕上がりのイメージの共有が大切と考えています。
実際にお客様とサンプルを見ながらお話しできる店頭でしたら問題ありませんが、メールや電話でお話しする郵送修理ではなかなかお伝えしきれないことも多いです。
カスタムの内容によっては郵送ではお断りさせていただくケースもございます。
ですが今回は過去の修理事例とご覧頂いて同じ内容のカスタムをご希望なのでスムーズにお受けさせていただきました。
<after>
インパクトのあるクレープソールから別のソールにすると見た目が大きく変わります。
良しか悪しかパッと見クラークスの靴に感じません。
使用したのはワークブーツの靴底にも使用されるフラットな「ビブラム148ソール」になります。
アッパーの縁にはステッチが入ったウェルト(押し縁)を貼り、出幅を作ります。
アウトソールのビブラム148ソールとウェルトの間には「レザーミッドソール」を挟み、マッケイ縫いをかけてブラウンに染めて仕上げています。
ヒールの高さを作るにはEVA(スポンジ系素材)を使用しました。
また新たな気分で履いて頂けると思います。
クラークスのカスタムオールソールは過去に多数行っています。
郵送での依頼の場合は「過去の何月何日のブログと同じオールソールを希望」など言っていただければ嬉しく思います。
まずはお気軽にご連絡下さい。
ありがとうございます。
vibram ♯148 オールソール交換 ¥15,800(税抜)
レザーミッドソール(3mm厚) +¥3,500(税抜)
納期 2週間以内