COLE HAAN(コールハーン)のスニーカーをお預りしました。
コールハーンの靴はよく修理でお持ち頂いていますが、豊富な種類の靴を作っているように思います。
なので修理方法も頭を悩ませるときもありますが、出来るだけ良い方法をご提案していきたいと思います。靴底は凸凹のラバーソールで、
カカト部分はNIKE(ナイキ)のAIR(エアー)が内蔵されています。
ウレタン系素材なので「加水分解」による経年劣化でボロボロ崩れている状態です。
素材的に遅かれ早かれいずれはこうなってしまいますが、このままでは劣化は進行する一方なので履けません。
「オールソール交換」で靴底を全体作り替えるしか方法はありませんが、元と同じを再現するのは不可能なのでお客様にご説明した上、別の仕様にさせて頂いています。
出来るだけ元のイメージを損なわないように作業を進めさせて頂きます。
使用したのはビブラム社の「447Bソール」です。
材質はラバー(ゴム)で元のコールハーンのソールと似た凸凹形状なのでこれを使用させて頂きました。
カカト部分はエアーはなくなりますが、代わりにEVA(スポンジ系素材)で高さのある形状を作ります。
オールソール交換に使用した材料はラバーとEVAなので、ウレタン素材のように今後は劣化しないので安心して履いて頂けます。これでまたご愛用して頂けますね。
ご来店いただいた場合は店頭にあるソールサンプルをお見せし、出来るだけ仕上がりのイメージを明確にお伝えするように心掛けています。
郵送での修理依頼の場合は「過去の何月何日のブログを見た」などお伝え頂ければスムーズにお受けしやすいので嬉しく思います。
ありがとうございます。
vibram ♯447B オールソール交換 ¥10,800(税抜)
納期 2週間以内