CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)の「レイジーマン」シューズを板橋区の常連様がお持ちくださいました。
お客様曰くパターンオーダーシューズの模様です。
パターンオーダーだけあり、普段見かけないデザインのクロケットと思います。
ご存じの方も多いと思いますが、「レイジーマン」とは、
アッパーのシューレースはイミテーション(飾り)になり、
両サイドに見られる「サイドエラスティック」のデザインの組み合わせのことです。
サイドエラスティックは伸縮性のあるゴムなので脱ぎ履きがしやすいのが特徴です。
ただ、ここで問題なのは「脱ぎ履きがしやすい=歩行時に靴が脱げやすい靴」となりやすい点です。
クロケットでは珍しく、イタリアの靴のようにカカト部はスエードレザーを表面にしてアッパーを製作しています。
先程お話ししたように靴が脱げやすいデザインなので、あらかじめこの加工を施しているのだと思います。
ですがお客様は靴の脱げやすさにストレスを感じておられました。
通常の紐靴のように甲を抑えることが出来きず、歩行時にゴムが伸縮してしまいます。
それに加え、サイズ感もだいぶ緩めだったので「フィッティング調整」でご対応させていただきました。
敷いてある全敷き(全体の中敷き)を剥がし、
靴の緩さに合わせて厚みのあるコルクを裏に貼り、加工をしました。
剥がした状態の靴に
敷き直して違和感がなく仕上がりました。
以前よりだいぶフィッティングは良くなりましたが、歩行時のカカトの浮き具合は以前よりはだいぶ改善がされました。
ただ靴のデザイン上、ある程度はご了承お願い致します。
フィッティング調整はお客様に実際履いていただく必要があるので、郵送ではお受けしておらずご来店していただく流れになります。
宜しくお願い致します。
フィッティング調整(コルクのみ) ¥2,000(税抜)
納期 翌日以降
Crockett&jones(クロケット&ジョーンズ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)