本日、2018年2月4日でapegoは開店2周年になります。
おかげ様で忙しく仕事をさせて頂いているので、あっという間の2年だったと思います。
これからも靴修理、オーダー靴ともにお客様により良いサービスをお届けできるように励んでいくので宜しくお願い致します。
CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)のダービープレーントゥをお預りしました。アッパーはヌバックレザーになります。
「ヌバック」は革の吟面(表面)をバフがけして起毛させている革になります。
革の床面(裏面)を使用する「スエード」より毛足は短く滑らかになります。
メンテナンス方法はスエードと同じく、基本はブラッシングやスプレーになります。靴底は珍しい赤のソールになります。材質は純粋なラバー(ゴム)ではないと思いますが、お客様は純正で使用されていたこのソールに違和感を感じておられ、この度は修理にお持ち頂きました。
「グッドイヤーウェルト製法」の構造は「オールソール交換」が出来る前提で靴が作られています。
お客様も靴に大変詳しい方だったので、お好みの仕様にさせて頂きました。<after>
使用したのは「赤のダイナイトソール」になります。イギリスのダイナイトソールは「ブラック」「ブラウン」のカラーを使用する事が圧倒的に多いですが、この「レッド」の含めて合計3色あります。
元の靴のイメージを損なわず、高級ラバーソールとなればベストな選択と思います。ウェルトとラバーソールの間には「レザーミッドソール」を挟んで、元と同じく「ダブルソール」にしています。カカトの積み上げもレザーを使用します。レザー部分は着色しない「素仕上げ」です。「赤のラバーソール」を使用した場合はこの仕様が一般的と思います。修理前の画像はありませんが、カカト内側に穴があったので、「カウンターライニング」という修理メニューで、革をあてて補強しています。
違和感はなく仕上げるのでご安心ください。
これでまた新たな気分で靴を愛用して頂けると思います。
「オールソール交換」は色々な選択肢があります。
ラバーソールでなく、レザーソールやスポンジソールへ変更する事も可能です。
お気軽にご相談下さい。
ありがとうございます。
ダイナイトソール オールソール交換 ¥14,800(税抜)
レザーミッドソール(3mm) +¥2,500(税抜)
納期 2週間以内
Crockett&jones(クロケット&ジョーンズ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)