E.PORSELLI(ポルセリ)のパンプスをお預りしました。「ポルセリ」はイタリアのバレエシューズですが、よく修理でお持ち頂いています。
実際にミラノのバレリーナやダンサーが使用されている模様です。
なのでお客様からは「滑って歩けない」とご相談いただく事が多いです。
元々、路上履きを想定して作られている訳ではないので滑る構造です。
ソール面はレザーソールなのは海外製の靴では一般的ですが、
カカト部分も全面レザーになります。
滑らないようにカカト部分をラバー(ゴム)にすれば問題は改善します。
ですが今の状態の上に厚いラバーを取り付けると靴のバランスが悪くなります。
ハーフラバーの薄い厚みのラバーをカカトに使用すると耐久性が劣ります。
まだ靴が新しい状態で少々勿体ないですが、今のレザーを外してラバーを取り付けるのがベストと考えています。
<after>
ますはレザーソール面を「ハーフラバー」で補強しました。
バレエシューズでソールの返り(曲がり)が強いのでハーフラバーは長めの距離で取り付けています。
カカトはレザーを剥がし、ビブラム社のラバーに交換しています。
元の高さと変わらないように加工したので靴、歩行に無理がなく履いていただけます。
地面との接地面をラバー素材がしっかりカバーしてくれているので補強だけでなく滑り止め効果は高いです。
見た目も違和感はないと思います。
綺麗に仕上がるように丁寧に作業をさせていただきます。
安心してお任せください。
ありがとうございます。
FILIPS ハーフラバー(黒) ¥2,700(税抜)
vibram ♯5350ラバートップリフト ¥2,500(税抜)
納期 当日~翌日