こんにちは東です。
EDWARD GREEN(エドワードグリーン)をお預りしました。
エドワードグリーンの名作「チェルシー」です。
この1ヶ月はチェルシーを修理で多くお預りした気がします。
靴底の修理でお持ち頂きました。
過去にトップリフトを交換した跡が見られ、そろそろ交換のタイミングですが、
レザーソール面は擦り減りが進行して穴になっています。
この状態になると「オールソール交換」で靴底全体を作り変える修理となります。
穴からは「中底」と呼ばれる革と、「中物」というコルクが見えている状態です。
ソールに穴が開いた状態で長く履いてしまうとこの「中底」も地面と擦れてしまったり、沈み込みすぎて履き心地が悪くなってしまいます。
足裏が直接触れる「中底」は靴にとってとても重要なパーツなので、修理はお早めにお持ち頂けたらと思います。
オールソール交換の際は、履き心地に影響が出ないようにコルクも新しく詰め直して作業を進めます。
当店ではエドワードグリーンのオールソール交換も過去に多くさせて頂いているので、再現するように加工するのは可能ですが、今回はお客様とのお話で価格を抑える方法でソール交換をさせていただきました。
<after>
イタリア製のレザーソールで、出し縫いの縫い目を隠す「ヒドゥンチャネル」ではなく、縫い目が見えるカジュアル仕様の「オープンチャネル」にしました。
トップリフトはレザーではなく、「ビブラム5350」のラバートップリフトを使用しています。
積み上げは革を使用してしっかり仕上げています。
レザーオールソール交換でオプションなしの当店で一番リーズナブル価格の修理方法となります。
元の状態を再現をするだけが正解とは限らないので、お客様のお好みの仕様、ご予算などお話しした上で良い方法をご提案できればと考えています。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
丁寧に作業をさせていただくので安心してお任せください。
ありがとうございます。
Italy レザーオールソール交換 ¥13,800(税抜)
納期 2週間以内