EDWARD GREEN(エドワードグリーン)緩いサイズ感をフィッティング調整で加工

EDWARD GREEN(エドワードグリーン)のローファーをお持ちくださいました。 この度、お客様は靴のサイズが緩いとの事で「フィッティング調整」でお越しくださいました。

近年、各メーカーが製造しているラフに履ける靴です。 アッパーはスエードでアンライニング(裏革なし)です。

アンライニングは柔らかく軽い履き心地がメリットですが、靴が伸びやすいのと歩行時に足をしっかりと抑えてくれないのがデメリットです。 靴底は「グッドイヤーウェルト製法」のラバーソールです。 アッパーが柔らかいけど、靴底は固い構造の為、ある程度靴のサイズ感があっていても靴が歩行時に脱げやすい傾向があり
カカトはカウンターと呼ばれる芯材が入っていないので、カカトのホールド感は元々ほぼない構造です。

なので一般的な革靴のように、靴が足を包み込むようないいフィット感を求めるのは困難になります。 ですが今回は、靴のサイズ感もある程度大きいため、少しでも症状を改善できるようにインソールを製作しました。 靴の緩さに合わせコルクで厚みを足しています。 それを靴の中に敷き直すと 見た目に違和感なく「フィッティング調整」の完成です。

やはりカカト浮きの改善は困難でしたが、以前よりはストレス無く履いていただけるようになりました。「フィッティング調整」はお客様の靴と足の相性をチェックさせていただく必要があるため、郵送ではお受けしておらず、ご来店のみのご対応となります。

宜しくお願い致します。

 

・フィッティング調整(レザー&コルク) ¥4,000(税抜)

納期 1~3日程

EDWARD GREEN(エドワードグリーン)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)