Ermenegildo Zegna(エルメネジルド ゼニア)のサイドゴアブーツをお預りしました。
ちょうど先日、「ゼニア」が「TOM BROWNE(トムブラウン)」の株を85%取得して買収(業務提携)したニュースを見ました。
ファッション業界の変化は早いなと感じます。
お客様は当店のHPをご覧いただき、神奈川県より修理をお持ち頂きました。
履き心地、デザインもだいぶお気に入りで大切な靴なので修理が出来る店を探されていた模様です。
靴底の修理になります。
「セメンテッド製法」の接着剤のみでソールを取り付けている作りで、ソールはラバー(ゴム)ソールになります。
そのラバーソールが擦れにより穴が開いている状態です。
この状態だと「オールソール交換」で靴底を全体作り替える修理となります。
カカトのトップリフトはレザートップリフトと、church’s(チャーチ)の靴のような変わった組み合わせです。
お客様と店頭のソールサンプルをご覧になっていただいてお話しし、使用するソールをお選び頂きました。
出来るだけ靴のイメージ、履き心地が変わらないよう作業を進めさせていただきます。
<after>
使用したのはビブラム社の「2055ソール」になります。
元に近い感じで仕上げたかったのであえてアウトソールに縫いをかけずに強力な接着剤で底付けしました。
耐久性、グリップ力に優れたラバーソールなのでオススメです。
ソールの厚みもちょうど元と同じなので返り(曲がり)に違和感はないと思います。
カカトのトップリフトは元のようにレザーではなく耐久性に優れた2055ヒールを使用しています。
お客様にも大変喜んで頂けました。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
お気軽にお問い合わせください。
ありがとうございます。
vibram ♯2055(黒)オールソール交換 ¥12,800(税抜)
納期 2週間以内
Ermenegildo Zegna(エルメネジルド ゼニア)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)