Ferragamo（フェラガモ）ドライビングシューズの劣化した靴底を張り替え交換修理

2024/06/21

Salvatore Ferragamo（サルバトーレフェラガモ）のメンズのドライビングシューズをお持ちくださいました。靴底の修理のご依頼です。

靴底はウレタン素材の一体型ソールになりますが、古いモデルの靴ということもあり、「加水分解」による経年劣化で靴底が割れている状態でした。

こうなるとウレタン部分を全て除去し、別ソールで作り変える必要があります。

問題点は、元のソールのように修理が出来ないので多少デザインが変わるのとカカトのこのウレタンの反り上がりも再現が出来ない点です。

この場合、普段は変わりに革をあててデザインのように見せて加工をさせて頂いています。少しイメージは変わりますがお客様好みのソールで修理をさせて頂くこととなりました。＜after＞

当店でTOD,S（トッズ）などのドライビングシューズで使用するソールをご選択されました。合成クレープソールの黒です。

靴本体とマッケイ縫いで縫い、剥がれないように加工をしています。弾力性、屈曲性に優れたソールなのでドライビングシューズ向きと思います。違和感はないと思います。カカト部分は毛足があるスエードという事もあり、ウレタン部分の痕跡がさほど分からない状態なので、特に加工をせずに進めさせていただきました。これで安心して履いていただけます。店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。