Ferrante(フェランテ)ビブラム2810でマッケイ製法オールソール交換張り替え修理

Ferrante(フェランテ)のスエードローファーを千葉県より郵送でお預かりしました。
靴底の修理のご依頼です。 純正でガムライト素材の「ビブラム2810」が使用されて作られています。 カカトとソール中心部が擦り減っているので「オールソール交換」で靴底の張り替えをご希望されました。 珍しい構造ですが、接着剤で底付けの「セメンテッド製法」で作られています。

2810ソールを靴底の形状に作り、接着剤のみで貼り付けている少々力技の作りです。 靴が軽く、返りが良いのはメリットですが、ソール交換を想定して作られていなので、所々剥がれが見られます。 再現するように修理は可能ですが、少し仕様を変更して今後ソール交換がしやすいよう&ソールが剥がれにくいように加工をします。 <after>

ソール交換の完成です。 元と同じビブラム2810ソールを使用し、ぱっと見は同じですが、 「3mm厚の茶色のラバーミッドソール」を挟んで靴本体とマッケイ縫いで縫い、2810ソールを接着する構造に作り変えています。

ラバーミッド分だけ靴に重さが出来ますが、履き心地に違和感はないと思います。

ソールの出幅も元と同じで設計しているので違和感はなく仕上がります。
足裏が触れる中底部分に縫い目が入り、イタリア靴らしくマッケイ製法になりました。 今後、ミッドソールを残し、アウトソールのみ交換が出来ます。
これで 安心して 履いていただけます。店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせください。

ありがとうございます。

 

・vibram ♯2810ソール オールソール交換 ¥13,800(税抜)

・vibram ラバーミッドソール(茶) +¥2,000(税抜)

納期 2週間ほど

Ferrante(フェランテ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)